7/31 司教ミサと黙想会が行われました(千羽鶴の奉納も)2016年08月01日

7月31日(日)午前10時からは、松浦司教様によるミサ(ベルン神父様及び片岡神父様も共同司式)及び黙想会が開催されました。
外国人共同体の皆様、富山県、石川県からの子供達も参加され、聖堂は超満員です。

聖書朗読後の司教様のお説教は、説教台の前ではなく祭壇の正面から行われました。
少しでも信徒の近くに行って自分の思いを伝えたいという司教様の熱意・情熱がビシビシと伝わってきます。
手控えを見られることもなく、身振り手振りを交え、ほとばしる思いを伝えようとされる司教様。
司教様のお説教を聞いていると、自らの信仰に確信と自信を持つことができるのが不思議です。さすが司教になられるほどの人は違いますね。

聖体拝領の後には、千羽鶴を奉納いたしました。
平和旬間にあたって福井教会一丸となって取り組むものとして発案された千羽鶴。一羽一羽は非常に小さく、「本当にこんなので大丈夫かな・・」との不安を抱きながらの作業でしたが、いざつなぎ合わせて完成してみると、想像をはるかに超える素晴らしさ!!司教様にお渡しし、祝福していただいた上で、司教様によって祭壇にお飾りいただきました。

 

千羽鶴の奉納

中学生女子の信者が、千羽鶴を大切に司教様にお渡しします。
司教様も思わず「すごいね」と声を上げておられました。

 

 

 

 

祭壇上の千羽鶴

祭壇に飾られた千羽鶴。
想像以上に素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千羽鶴一羽一羽に、みんなの思いが込められています。
心をこめて折っていただいた信徒の皆様、本当にありがとうございました。
また、折った鶴を糸でつなげるという最も面倒な細かい作業を一手にお引き受けくださったM様には、心より感謝いたします。

 

 

 

 

 

 

ミサの後は、司教様による黙想会です。
まずは司教様自らのギター伴奏に導かれ、信徒が短い祈りの言葉を歌います。
その後、5分間、沈黙のうちに黙想しました。
わずか5分とはいっても、現代人がこのような時間を取ることは非常に難しくなっています。たとえ5分でも、毎日沈黙のうちに祈ることを続けることの大切さを教えられました。

 

司教様ギターで伴奏される司教様。
かっこいいですね~

 

 

 

 

その後の司教様による講話が素晴らしかった!
現代人の心は、いろいろなものでパンパンに膨れあがっています。金銭や財産への執着、他人への憎しみ、他人を許せないという思い、自分さえよければよいという思い、地位や名誉への執着、将来への不安や恐怖・・。数え上げれば切りがありませんが、誰もがなんらかのもので心が一杯になり、心がパンパンになってしまっているのではないでしょうか。そういうとき、イエス様ならどのように声をかけてくれるでしょうか。イエス様のみことばを、どのように解釈すればよいでしょうか。「私は道である」とはどういう意味なのでしょうか。

そんな話題について、聖書を縦横に引用されながら、また、司教様がご覧になった映画の話なども交えながら、実にエキサイティングなお話をお聞かせくださいました。

司教様が聖書から引用されたのは、とても有名な、誰もが何度も何度も読んでいる箇所です。しかし、司教様による解説がなされると、様相が一変します。そうか、この部分はこうも読めるのか、こんな意味も含まれていたのかという発見の喜びが輝き始めるのです。そんなとても素晴らしいお話でした。
詳細については、次号の「みこころ」誌に掲載する予定です。

午後からは、許しの秘跡などが行われました。
その後、司教様は水晶浜のサマーキャンプに向かわれたそうです。
司教様のエネルギー、行動力には、敬服するばかりです。

司教様、素晴らしい1日を、ありがとうございました。
また福井にお越しください。